5月5日
立夏 そして 端午の節供
立夏とは
二十四節気の一つで、暦の上では立夏から立秋の前日までが夏。
5月6日頃ですが、今年(2018年)は、端午の節供と重なりました。
旧暦では6月になり、大方のところが田植えシーズン。
昔、田植えは農事労働という以上に、一つの祭儀。女性は、平素の仕事着ではないハレの着物をまとい、赤だすきをかけサ苗をとっていた。
ハレの営みに参加する前に、菖蒲やよもぎなど匂いの強い草を軒にふき、身心をきよめる物忌に籠る。
これが後に「端午の節供」と結びつくことになる。
先日参加した和食文化国民会議の「五節供キックオフ講演会」の中で、特に興味深かった「端午の節供について」。
柏餅や粽、笹団子くらいしか知らなかっいたのですが・・・
細長い形の日本では、同じ時期に採れる葉も異なり、当然食べるものも異なる。
例
秋田:粽と笹巻き
鹿児島:あくまき(ちまき)
山形:笹巻き(同じ山形でも作り方が異なったりする)
宇和島:しばもち(サルトリイバラの葉)
淡路島:いびつ餅(サルトリイバラの葉)
北海道:べこもち
群馬県上野村:つっとこ
長野県:朴葉巻き
島根県出雲地方:笹巻き
福井県越前:粽(笹の葉でだんごを包む)、朴葉飯(きな粉とご飯を包む)
ほんの一部の例だと思いますが、その土地土地に根付いている奥深さに感動し、興奮しました!
こんな風に知ることができると、今日いただく柏餅も一味違うように感じることと思います。
皆さまは、何をいただきますか?
★端午の節供について子どもに伝えたい意味はこちらから★
※古くから伝わる行事や慣習は、諸説あります。こちらに載せているのは、その一部になります。